具体的なアクション提案を可能にする
Wide Learning™

Wide Learning™が行う、具体的なアクションの提案とは?

近年、様々な業務にAIを活用して効率化を図る事例が増加しています。

例えば、マーケティング分野においては、商品を購入する可能性の高い顧客を予測するためにAIが活用されています。

今後は予測だけでなく、「どういう顧客に」「どういうアプローチを取れば」購入してもらえるのか、「どういう場合に」「どういう改良をすれば」 不良品を減らせるかなど、具体的なアクションの提案 がAIには期待されています。

製品版のWide Learning™であるFinplex Ensembiz⦅アンサンビズ⦆には、このような具体的なアクションを提案するための技術が追加されています。

図1

アクション提案を可能にする技術

「どういう場合(対象)」に「何をするか」について、最も効果的な組み合わせを特定することができれば、具体的な施策を検討する際の大きなヒントになります。

Ensembizでは、Wide Learning™による有効な組み合わせの網羅的な抽出に加えて、ここから最も効果的な組み合わせを提案する機能が追加されています。


まず、Wide Learning™によって有効な組み合わせを網羅的に抽出します。

EnsemBizでは、「どういう場合(対象)に」に関するデータ項目を「セグメント」、「何をするか」に関する項目を「アクション」と分けて分析することができます。 例えばマーケティング分野では、顧客の属性や行動履歴などが「セグメント」、対して顧客へのアプローチ方法などが「アクション」にあたります。

通常マーケティング分野では50通り以上のデータ項目があり、その組み合わせを全て調査すると1000兆通り以上となります。従来のWide Learning™では、この中から有効な「セグメント」と「アクション」の組み合わせを数百から数万個選出します。 (左図)


EnsemBizでは、これらの組み合わせから、顧客セグメントごとのアクションの有効性を元に、効果的なアクションを数個~数十個に絞り込むことができます。(右図)

具体的には、該当顧客の多さを元にするとマス層に響くアクションを、購入率を元にするとニッチではあるがより有効なアクションを提案することができます。

図2

アクション提案技術に期待される、様々な応用

アクション提案技術を用いることで、重要な顧客を判断するだけではなく、最適なマーケティング施策を自動で提案することが可能になるため、マーケティング業務において意思決定のサポートが期待されます。


マーケティング分野以外にも、ものづくり現場での不良品を減らすために機械をどう制御すべきか、金融分野における契約不履行を防ぐための限度額の設定など、様々な場面でアクション決定の自動化を推進します。

図3

実際に、Ensembiz(アンサンビズ)を活用してみる

以下の画像は、Ensembizにおいて、マーケティング関連のデータ分析を行なった結果のイメージです。

セグメントは顧客の属性、アクションは顧客へのアプローチ方法を表しています。

図4

青枠の部分は、「45歳以下で貯蓄446万円以上の男性(=セグメント)に対して、資料送付せずにメールを送る(=アクション)ことで、高い確率で購入につなげることができる」という分析結果を示しています。

このように、Wide Learning™の体験版では有効な組み合わせを出力するだけに留まりましたが、製品版のEnsembizでは、アクション提案機能を用いることで、各顧客に最も効果的なアクションを提案することができます。

Ensembizでは、この他にも、Wide Learning™をより使いやすくするための機能を多数追加しています。

少ないデータで根拠のある高精度な予測を実現し次のアクションを自動で提示することができるAIスコアリングプラットフォームサービス
AIスコアリングプラットフォームサービスEnsemBiz(アンサンビズ)


Wide Learning™事例紹介

それではWide Learning™を使った具体的な事例を紹介していきます。
それぞれの難易度や理解度に合わせて事例を用意しました。